< 燃焼率を向上する原理の詳細説明 >

レアアース(希土類元素)とはスカンジウム、イットリウムと原子番号57のランタン以下のランタノイド属の計17元素の総称。

レアアースの働きにより無数のイオン(電気を帯びた原子のこと)が空気中に放出される。
放出されたイオン粒子が空気中の水分子と反応し加水分解し水分子(H2O)は水素(H)と酸素(O)、ヒドロキシルラジカル(水酸化物、イオン・OH)に分かれます。
よって、化学反応式は4OHとなる。

(なぜ4か? 通常、原子は空気中に単体では存在することはなく同じ原子と結びついて空気中に存在しています。水の化学式もH2Oですが
化学反応式では、左右の物質収支が合うように係数をつけます。

Oは通常単体で空気中には存在しない為、O2にするためにはH2も増やす為2H2Oと標記します。単純にH2oが2個有ると言うことになります。

2H2+O2→2H2O これでHの数が左辺に4、右辺も4 。Oの数が左辺に2、右辺に2 これで、物質収支があった状態になります。)
よって4OH=2H2O2(過酸化水素) になる。

過酸化水素(H2O2)は水素と酸素の化合物で、酸化により酸素を放出して水になる性質がある。

レアアース元素の一つであるサマリウム(ランタノイドに属す)は 空気中において室温で徐々に酸化される。サマリウムは電気的に陽性であり、サマリウムの放射により水分と反応して水酸化物を形成する。

サマリウムの働きにより2H2O2(過酸化水素)は酸化して酸素を発生して水に戻る。
以上のことから、化学式は2H2O(水)+O2(酸素)となり酸素と水(素)を発生する。
よって、酸素と水素の濃度が上がりガソリンの燃焼を促進する。

なお、ガソリン内で帯電して凝固している炭素(C)をイオンの電気分解で分散させて燃焼効率を更に上げる。